【美容室こぼれ話_お客さまとの会話】

 

今は、一人で店をしていますし、ゆっくりしたいお客さまの場合は、静かに技術をしたりしていますが、

 

当初、見習いのころは、お客さまに対して「糸口をつかんで会話していきなさい」という店の方針でした

 

先輩の目もありますから、何かとにぎやかに会話するように努めていましたが、

 

ある時、シャンプーを担当したアシスタント美容師と、セット面でカットを担当する先輩美容師が、

 

それぞれが、初回来店のお客さまへ、「今日このあと、どこか行かれるんですか?」という質問をして、

 

「この店は、それを聞くマニュアルでもあるの⁇」と、不快感をあらわにされていたことがありました

 

そんなに広い店ではなかったですが、美容師同士はお互いの会話を知らずに、お客さまに同じ質問をしてしまったがために、

 

お客さまからすると、さっきも同じ質問に答えたのに、また聞かれる、ということになってしまった、という状況です

 

僕の目線から書きましたが、もしかしたら、お客さまとして同じような体験をされたという方、多いかもしれません

 

見習いのころに、美容技術をしながら、同時にお客さまとの会話もする、という両面を鍛えてもらいました

 

技術も会話もつたなくて、先輩に鍛えてもらう一方で、お客さまに育てていただいたと思います

 

お客さまとの会話については、長年の常連の方のことはある程度わかっていますが、

 

さすがに初対面のお客さまのことはわからないので、当店でどんな風に過ごされたいか、アンケートを書いてもらっています

 

○ 楽しく話したい
○ 静かに過ごしたい
○ 雑誌を読みたい
○ 髪の悩みを聞いてもらいたい

 

等、事前にお伺いすることで、お客さまのお気持ちに、少しでも寄り添えるように工夫しています

 

その時々によっても気分は変わると思います

 

今日のあなたは、どんな風に美容室での時間を過ごしたいですか?

 

ちなみに、先日は、初回来店で、時間のかかるフルメニューで3時間半、ほぼ寝て過ごされて「すごく疲れが取れた」というお客さまがおられました

 

リラックスしていただければ、僕にとってもとても嬉しいです(^^)

 

WELCOME

 

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