代表の柏倉です。
Uさまは、毛先ワンカールだけのパーマをご希望でした。
以前にパーマしたときは、思ったよりもクルクルになってしまって、もうパーマはしないと決めていたそうですが、どうしてもワンカールのパーマをしてみたいということでオーダーいただきました。
Uさまの髪の長さはかなり長く、腰に届く手前ぐらいあります。
毛先ワンカールのパーマの場合、ワンレングスで毛先が重ければ重いほど「コロン」とした丸い仕上がりになります。
以前のカットで中間の重いところをすいていた形跡があり、私が思うほどの重さが毛先にありませんでした。
そこで、長さは今のところ変えなくて良いと仰っていましたが、毛先の「コロン」とした感を出すには、少しだけ4センチほどカットさせていただいた方がキレイに仕上がることをご説明いたしました。
「コロン」とした感もご理解いただき、予定にはありませんでしたが、毛先をカットしてからパーマをあてることになりました。
今後も、なるべく毛先を重く伸ばすのであれば、中間はすかずに、毛先の軽いところを少しずつ切りながら、全体をワンレングスに近づけていった方が、イメージされる重さに近づきます、とご説明しました。
さて、Uさまの髪は、トップのみストレートがあたっていますので、通常のパーマはあたりにくい。
ですので、デジタルパーマをチョイス。
合計6本で、ワンカールパーマをあてました。
毛先にパーマがあたったところで大事なのは、乾かし方です。
まずは、毛先のことは気にせずに、根元に指の腹をあてて、こするように乾かしていきます。
ほぼ乾いたところで、毛先の乾かし方を実演しながら仕上げていきました。
ご自宅で簡単に仕上げていただくために、3種類試しながらご提案して、結局内側にねじりながら乾かす方法で、うまくワンカールが出てくれたので、Uさまにしても「それならできる!」ということでご納得いただきました。
この場合、バックの髪をどうするかが課題でしたが、サイドの髪とひとまとめにしてねじっても、うまくワンカールに仕上がったので、ご自宅でも簡単にできます。
イメージどおりの仕上がりだということで、喜んでいただきました。
最後に、ご来店の際に髪が乾燥している様子でしたので、コタのトリートメントのサンプルをお渡しして、使い方をご説明してお帰りいただきました。
保湿されることで、さらにツルツルの仕上がりになると思いますので、楽しみです。
お客さまのご希望の仕上がりにさせていただくためには、あえてお客さまが仰ることとはちがうことをご提案させていただくこともございます。
もちろん、ご納得いただいた上で施術いたしますので、ご遠慮なくご相談いただければ幸いです。